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Tide行政書士事務所の通訳をお願いしている永住者の金枝炫さんに在留資格についてインタビューしました!永住権取得から将来の思いまでお話いただきましたので紹介します。
金枝炫さん、永住権の取得を検討中の方に向けて率直なお話をお聞かせください!
渡日のきっかけは留学でしたね?
小さい頃からTVを通して日本のアニメ等に馴染がありました。自然と日本文化に興味を抱き、自分の力で日本語が読めるようになれたらと思うようになりました。
私が通っていた高校では、第二外国語として日本語を選択することができたので、大学入試の準備より日本語の学習に励んでいましたね(笑)。そのうちに日本に留学したいという希望が強まり、高校卒業後に渡日しました。もうすぐ在留期間25年です!!こんなに深いご縁になるとは想像もしていませんでした。
約25年ですか!日本に詳しいはずですね!!
永住者取得までの経緯はいかがでしたか?
留学ビザで渡日し、大学卒業後は就労ビザに変更しました。その後、日本人の配偶者等ビザを数回更新し永住者を取得することが出来ました。
永住申請は、十数年前に夫に相談しながら行いましたが、最後まで緊張感があり許可が出るまでドキドキしていたことを覚えています。
現在の永住審査は、更に厳しくなっていると耳にしています。永住申請者数が増加するにあたりハードルが高くなっている印象です。
そうですね、確かに年々に永住審査のハードルが上がっている印象はありますね。永住者となって日常生活に違いはありましたか?
やはり大きく異なりますね!
繰り返し行っていた在留期間更新許可申請が無くなりますし、住宅ローンなど融資に関しての制限、法令を遵守すれば、就職活動の制限も無くなるので自由に職業が選べます。人生の可能性が広がりました。
私が経営している【韓国語教室タル】の教室の賃貸借契約も順調に締結できています。
永住権の取得は易しいものではなく時間もかかりますが、取得出来れば、社会的な信用に繋がり日本で継続的に安定した生活ができる魅力的な制度だと思います。
可能性が広がるというのは大きなメリットですね!
永住と比較されやすい帰化ですが、帰化申請を検討したことはありますか?
はい。日本で仕事をし、税金を納め、公私ともに仲間も出来ました。かかり付けの病院、温泉巡りといった趣味もあり穏やかな日々を過ごしています。日本の暮らしが長くなったからという理由ではありませんが、いずれは帰化したいという思いと、国籍を変えるという選択に躊躇している自分がいます。
また、在留期間が母国で生活した年数より長くなりましたが、海外から日本に帰国する際や選挙シーズンになると外国人という「身分」を改めて認識しています。
日韓の家族の理解もありますので、どのように暮らすことが自分らしく居られるのか?どんな生活が自身の成長に繋がり、社会に貢献できるのか?今後の生き方を考える時期が来ているかもしれません。
永住者としての心境は、永住を検討されている方およびそのご家族にとって、大変参考になるお話ではないかと思います。
金枝炫さん、貴重なお話をありがとうございました!
【金枝炫さん】
韓国済州島出身、永住者、行政書士試験合格者
2001年渡日、来日1年で日本語検定1級合格
2023年韓国語教室タル開校
趣味は温泉巡りと旅行
【韓国語教室タル】
完全予約制、グループ・マンツーマン・オンライン、対面式+オンラインレッスン等の組み合わせも可能
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最後までご覧いただきありがとうございました。
Tide行政書士事務所 特定行政書士 中島優子